パン工場のパン入れ籠を洗う仕事の詳細

パン工場のパン入れ籠を洗う仕事

"今から10年位前になりますが、あるパン製造卸会社に派遣されたときの事です。
パン工場だというからどんな仕事かと最初はウキウキしていたのです。
それが仕事を紹介されたとき、ちょっとがっかりしました。
パン籠の水洗いだったのです。
その籠というのはパンをデパートに届けたりするときの運搬用のプラスチック籠なのです。
大きさはキャベツが30個以上入るような大きいものです。
それでも洗うくらいなら大してきつく無いだろうとタカをくくっていました。
ところがいざ洗い始めたらこれが大変なのです。クレンザーを付けて洗っても黒く汚れた部分が全然綺麗にならないのです。
汚れが傷の中に入り込んでいるのでしょう。一個洗うのに10分以上は掛かったと思います。
人数は私と3人くらいで洗うのですが、コツでもあるのでしようか慣れた人は早いのです。
私は力ばかり入れて洗うせいか、腕がしびれてきました。それに水で素手で洗うものですから手も冷たいのです。
いったいいくつ洗えば終わるのかとそればかり考えていました。
無くなるとまた別の籠が運ばれてくるのです。私が一番時間が掛かっていて数も洗えて無いので休むわけにも行きません。
誰かがちょっと休憩しようと言ってくれたので、タバコを一服することが出来ましたが直ぐまた再開です。
結局みんなで50個くらいは洗ったと思います。先輩が濡れてて黒く見えるが乾けば結構白くなるもんだよと言うので安心したもんです。時間にして3時間は掛からなかったでしょうか、それでも半日以上働いたのと同じくらい疲れました。
次の日腰が痛くて参った記憶があります。もう二度とやりたくないと思いました。"